最高の人生の見つけ方を観ました

あらすじと感想

ざっくりとしたあらましと感想です。若干ネタバレ含むので注意してください。

本作品は子どもが独り立ちするまで車の修理工場で働き続けた男、カーター。もう一人は医者で1代で10億ドルを稼ぎ自由奔放に生きてきた男、エドワード。二人は同じ病室で癌で余命が少ないと告げられ、最期にやりたいこと(墓場リスト)を行う物語です。

墓場リストは以下の項目などがありました。

  • 最高の美女とキスをする
  • 壮絶な絶景を見る
  • 泣くほど笑う
  • スカイダイビングをする
  • ライオンを狩る
  • ヒマラヤ山脈に登る

よくある「一度きりの人生、やりたいことやったほうが良いよ」というメッセージが一番あったと思いましたが、それ以外に周りにいる家族、仲間などのことも考えさせられるストーリでした。余命が少ないと知ったエドワードとカータは、墓場リストの項目を実行するために旅に出ることもしました。カータはたびに出ることを妻に話すと「癌から逃げないで」と止められましたが、カータとエドワードは病院を抜け出し旅に出ます。旅では墓場リストにあるスカイダイビングに始まり、カーレース、ピラミッドに登るなどを行っていき、性格の全く異なる二人の仲は親密になっていきます。真面目に生きてきたカーターに対してエドワードの計らいで、カータは美女から部屋への誘いをうけましたが断りました。断られた後の「素敵な旦那さんね」という美女の言葉に対して、カータは「違う、妻が素敵なんだ」と言ってのけました。かっこよすぎますね。こんなこと言える男になりたいものです。このやり取りのあとで、旅を途中で終えて二人は家に戻ります。家族に迎え入れられるカータ、一人寂しく過ごすエドワードのシーンはありがちだけど心に来るシーンでした。その後、カータはなくなってしまい、エドワードは疎遠になっていた娘と再開します。最高の美女とキスをするは、エドワードの孫とキスをすることで達成されます。(ここもいいですね。)。結局二人はヒマラヤ山脈に登る前に亡くなってしまったのですが、最期はエドワードの秘書が二人に代わりヒマラヤ山脈に登頂します。そこで、二人の骨の入った缶を埋葬してあげていました。旅の途中で火葬か土葬かで話すシーンがあり、カーターが火葬で缶に詰めて好きなところに埋葬したいと話をしていました。それを聞いていた秘書がその夢を果たしてあげたというシーンで物語は終わります。秘書はエドワードのこと嫌いだと思ってたんだけど、そうではなかったことに驚きました。もし自分が秘書の立場だったら同じことができるか考えてしまいます。それこそ代わりにエベレストに登るなんてことが。お金の問題もあるけど、そういったやさしさが自分にはあるか自信がないです。もし、そういったシーンがきたら代わりに達成させられるような人になりたいと思わされる映画でした。評価は星4ですね。最近見た映画では良かったです。